京都タワーでは、NFTを用いた新しいマーケティング手法の実証実験として、「2023年の運試し!京都タワーでNFTガチャ『開運福引き』」を開催しました。

本イベントは、京都府が進めるメタバース共創プロジェクトの一環として、デジタル技術であるNFTを活用し、観光とデジタル福引きを融合させたものです。
スマートフォンがあれば、どなたでも気軽に参加できるイベントでした。
開催期間:令和4年12月1日(木)から20日(火)10:30〜21:00
開催場所:京都タワー展望室
主催者は、京阪ホテルズ&リゾーツ株式会社、株式会社ビードリーム、株式会社ディレクターズ・ユニブ、そしてSUSHI TOP MARKETING株式会社が担当し、京都府と山科聖天双林院が協力して実施されました。
NFTガチャでは、10種類のNFT(デジタルデータ)がランダムに当たりました。
京都タワーで配布されたNFTについて
10種類のNFTについては以下の通りです。
・京都タワーの限定NFT画像
・おみくじNFT画像4種
・山科聖天双林院祈祷済特別NFT画像2種
・京都タワー&たわわちゃんGOODS 10%OFF券
・京都タワーサンド500円分お買い物券
・たわわちゃん絵馬&おみくじプレゼント

京都タワーの限定NFT画像をはじめ、京都タワー&たわわちゃんGOODS 10%OFF券やたわわちゃん絵馬&おみくじプレゼントなど、クーポンやグッズが当たるNFTガチャとなっていました。
受け取り人数について
20日間で5,906名(5,906個)もの方々にNFTを受け取っていただきました。
<SNSでの声>
- NFTを絡めた楽しそうな取組だ
- 誰でも受け取れるように、ブラウザウォレットを使っている点や、ウォレットに接続して他のコレクションと一緒に保管できる点も良い
- NFTガチャを回すために、京都タワーに登ってみた
- 自治体も色々企画しているが、コミュニティを盛り上げるには時間がかかりそう
このように、非常に多くの方にNFTを受け取っていただきました。また、NFTについて全く知らない方にもNFTを受け取ってもらえたのは、スシトップの提供するNFT配布システムがNFTの知識がない方でもNFTを受け取れる仕組みになっているためだと考えられます。
また、日本ではNFTを保有している人の割合が人口の1%以下とも言われています。
そのように、未だマスアダプションしていないコンテンツで、リアルな店舗で約6,000人もの方々にNFTを受け取っていただけるのはNFTを広めるためのとても良い事例だと思われます。
それでは次に具体的なNFTの受け取り方について見ていきましょう。
NFTの受け取り方について
NFTの受け取り方法は、スマートフォンで京都タワー展望室内のポスターや入場券にあるQRを読み取り、「NFTガチャを回す」ボタンをタップするだけで完結します。ボタンのタップから約1分後に受信したNFTが表示され、どのNFTが当たったのかを簡単に確認できました。
NFTの受け取り方については、京都府様が軽快なやり取りで分かりやすく記載されていましたので、そちらを引用させていただきます。
試しにやってみました!
O氏)チケットのQRコードをスマホで読み取ってください。
A氏)はい。おっ、画面が開いた!「NFTガチャを回す」をタップ・・・

O氏)ここで1分ほど、時間かかります。
A氏)ほんとだ。福引っぽい!(笑) で、何が当たるの?

O氏)例えば「京都タワー記念NFT画像」が当たります。これは正真正銘、京都タワー(京阪ホテルズ&リゾーツ株式会社)さんによる京都タワーの画像です。観光地の写真って、勝手に撮られているものが多いですけど、これは、正真正銘ということです。
A氏)なるほどー、まさにNFTだね。
O氏)あるいは、グッズの「10%OFF券」。これは、提供側にとって使い回しされないというメリットがあります。
A氏)なるほど。
O氏)さらにNFTのメリットとして、発行後にも、どんどん新しいサービスを乗せていくことができます。これは提供側、ユーザー側双方のメリットですよね。
A氏)なるほど。あっ、出た!大吉!

O氏)「おみくじ」ですね。
A氏)ふむ、どんなメリットが?
O氏)幸せな気持ちになっておいてください。
A氏)うーん、ちょっと地味だな・・・。あっ、アリバイやな!たしかに僕が今日ここに来たという。アリバイとして使いたい人は世の中に結構いるんじゃない!?(笑)
O氏)ちなみに、今回のNFT、山科にある双林院というお寺で、ご祈祷もしていただいたものだそうです!

A氏)本当だ!タブレットにNFTが見える!!(笑)
詳細については、京都府の公式サイトよりご確認いただけます。
通常、NFTの取り扱いには仮想通貨やウォレットが必要ですが、今回はスシトップが開発し、特許申請中の「NFT Shot」を使用していたため、QRを介してブラウザ上でNFTを受け取るウォレットが自動生成され、仮想通貨やウォレットが不要でした。これにより、スマートフォンがあれば誰でも簡単にNFTを受け取ることができました。
京都タワー内の様子
- 京都タワー1階
NFT配布キャンペーン実施中であることの告知を様々な場所でしていただきました。

- 京都タワー 14、15階 展望室
至るところにポスターやチラシを置いていただきました。
デジタルサイネージでもポスター画像を表示いただきました。

各企業の役割
各企業の役割については以下の通りです。
・京阪ホテルズ&リゾーツ株式会社(京都市/京都タワー運営):会場提供を担当しました。
・株式会社ビードリーム(京都市/広告代理店):実証実験の企画総括を行いました。
・株式会社ディレクターズ・ユニブ(京都市/広告代理店):プロモーション活動を担当しました。
・SUSHI TOP MARKETING株式会社(東京都/WEB3.0スタートアップ):NFT技術の提供を行いました。
まとめ
現代社会では、人々の行動や価値観が多様化し、顧客体験の向上や新しい社会参画の形が求められています。このような背景から、ブロックチェーンやメタバースをはじめとするデジタル技術を活用し、個々の幸せを実現する新たな仕組みを創出するために、産学公連携による取り組みが進められています。今回の京都タワーでのNFTガチャイベントは、そうした取り組みの一例として実施されました。NFT、メタバース、アバターなどのデジタル技術を活用することで、観光業界においても新しい価値創造や顧客体験の向上が期待されています。
また、このようなイベントを通じて、多様なニーズに対応できる新しいマーケティング手法『トークングラフマーケティング』が活用されることで、観光地や企業の魅力をより多くの人々に伝えることができると考えられています。また、NFTなどデジタル技術を活用した取り組みは、観光業界だけでなく、さまざまな分野での新たなビジネスチャンスや社会貢献をできる可能性があります。
今後も、京都タワーをはじめとした観光地や企業は、デジタル技術やブロックチェーンなどを活用した新しい試みやサービスを展開し続けることで、多様化する顧客ニーズに対応し、魅力的な体験を提供していくことで、インバウンドを取り込むことに繋がるでしょう。
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