SUSHI TOP MARKETING株式会社(本社:東京都、代表取締役CEO:徳永大輔、以下「STM」)は、琉球朝日放送株式会社(本社:沖縄県那覇市、以下「QAB」)と共同で、文化庁委託事業「NFT技術を活用した地方文化振興の新しい事業モデル作り」として「しまくとぅばNFTプロジェクト」を実施しました。本事業では、ユネスコが消滅危機言語に指定した沖縄の言葉「しまくとぅば」を題材に、テレビ放送とNFTを組み合わせた文化継承モデルを実証。地上波放送10回で累計55万人の視聴者にリーチし、229個のNFT(デジタルスタンプ)を配布、参加者の90.9%が「歌碑のある地域を訪れたい」と回答するなど、デジタル体験から地域訪問への行動変容を可視化しました。
成果報告書全文は文化庁ウェブサイトにて公開されています。ぜひご覧くださいませ。
▶成果報告書(文化庁公式PDF): https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunka_gyosei/bunka_keizai/pdf/94371301_04.pdf
▶︎「しまくとぅばNFTプロジェクト」ダイジェスト動画:
https://youtu.be/W7hPpOjFv10?si=AUiwwWrxGrGMk_2C
以下、本文より一部抜粋
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 「しまくとぅばNFTプロジェクト」事業概要
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
事業名 :文化庁委託「NFT技術を活用した地方文化振興の新しい事業モデル作り」事業
委託先 :琉球朝日放送株式会社(QAB)
連携事業者 :SUSHI TOP MARKETING株式会社(STM)
プロジェクト名:しまくとぅばNFTプロジェクト
番組名 :ミニ番組「しまのうた」(全10話)
放送期間 :2026年1月19日(月)〜2月18日(水)
放送枠 :毎週月曜・水曜 18:55〜19:00
リアルイベント:2026年2月21日「しまくとぅばスペシャルイベント」(沖縄県内)
本事業は、ユネスコが消滅の危機にあると指定した「しまくとぅば」を、5つの方言地域(国頭・与那国・宮古・沖縄・八重山)の伝統的な「しまのうた」を題材に、5組のアーティスト(Teechi/友利あゆ/稲嶺幸乃/rain/Serika)が再解釈する形で、地上波放送・YouTube配信・NFT配布・リアルイベントを連動させた統合的な文化継承プログラムです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ ミニ番組「しまのうた」概要
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ユネスコが消滅危機言語として警鐘を鳴らす沖縄の言葉「しまくとぅば」。5組のアーティストが沖縄各地の歌碑を訪れ、その地域に伝わる「しまのうた」の歴史をひも解きながら、歌碑をもとにした全く新しいオリジナル楽曲を生み出していくドキュメンタリー番組です。
[各話の構成]
#1-2 伊江島・国頭語 :ましゅんく節 /Teechi → てんとぅんてん
#3-4 与那国島・与那国語:とぐる岳節 /友利あゆ → 島風
#5-6 宮古島・宮古語 :とうがにあやぐ /稲嶺幸乃 → MATIDA
#7-8 今帰仁村・沖縄語 :ひやみかち節 /rain → ヒヤミカチ節〜祈り〜
#9-10 竹富島・八重山語:安里屋ユンタ /Serika → Kuyama feat.Serika
番組WEBサイト : https://www.qab.co.jp/shimanouta/
番組配信(YouTube): https://www.youtube.com/watch?v=W7hPpOjFv10
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 主要成果
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1. テレビ放送による圧倒的な認知拡大】
全10回の地上波放送で累計視聴者55万人にリーチ(沖縄県人口約140万人を基準とした推計値)
第8回「ひやみかち節」(アーティスト:rain)で最高視聴率5.8%(約8.1万人)を記録
YouTube配信累計再生数は5,200回超
【2. NFTを活用した能動的関与の可視化】
実証期間中、計229個のNFTを配布
うち80%(182個)がテレビ放送連動経由で取得され、マスメディアがNFT配布の最大の入口 ≒ 「しまくとぅばNFTプロジェクト」へのユーザー参加導線として大きく機能したことが可視化
NFTの受け取りについてはアンケートで90%以上が「取得操作は普通/非常に簡単」と回答。LINE連携によるアカウントレス配布が、ユーザー導線や文化への探求度合いの可視化などについて技術的障壁の払拭に寄与
【3. デジタルでの企画参加から実際の地域訪問への意識・行動変容】
プロジェクト参加者の90.9%が「歌碑のある地域を訪れてみたい」と回答
:NFTの受け取りという行動フェーズを組み込むことで閲覧・視聴のみで終わらせず、実際の行動意識への転換に寄与
参加者の54.5%が沖縄県外在住、91.6%が10〜40代
:「しまくとぅば」の継承が最も危惧される世代と関係人口層へのリーチに成功
しまくとぅばへの印象が「深まった(非常に深まった、少し深まった)」参加者は合計90%以上
:TV番組での発信とデジタル企画への参加喚起により、文化への興味関心や親近感の創出につながることが判明
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ SUSHI TOP MARKETINGの役割と独自貢献
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「しまくとぅばNFTプロジェクト」において、SUSHI TOP MARKETINGでは以下の役割を担当しました。
・NFT配布経路・ツールの企画設計
・ブロックチェーン上への発行
・LINE連携によるアカウントレスNFT配布基盤の提供
・NFT販売基盤の提供
・配布・取得データの分析基盤の提供及び分析支援
特徴的なのは、「認知 → 学習 → 訪問 → 参加」というユーザーの関与段階を可視化する、5グループのNFTの設計です。
[NFT配布実績]
① 番組視聴NFT(全10種) : 番組内QR読み込みで配布、認知の入り口として機能
② 学習証明NFT(全 5種) : 言語クイズ全問正解で配布、探求度の可視化に
③ 聖地巡礼NFT(全 5種) : 歌碑周辺50m以内で取得(受け取り可能地点が離島のため取得困難。次段階の課題に)
④ コンプリートNFT(全2種) : TV/聖地巡礼それぞれの全種制覇者向け
⑤ イベントNFT(全 2種) : デジタル入場証・デジタル参加証
【「NFTでなければ実現できなかった」3つの価値】
(1) NFT保有確認のみでイベント当日の案内が完結
イベント参加条件としてNFTを発行することで当日はNFTの保有状況を確認するだけ、会員DBとの照合が不要に。NFT保有者に限定したお知らせの発信も行えるほか、一度発行したNFTに対してもオリジナルコンテンツや関係地域への訪問を促す特典などといったインセンティブを後日付与できる柔軟性で施策以降もユーザーとの接点が続く
(2) 保有状況から関与の深さを可視化
ユーザーのNFT保有状況をもとに、どの地域文化にどの深さで関与したかを把握可能。関心領域に応じて、次の事業設計を行えるなどマーケティング基盤としても機能
(3) NFTの相互運用性による事業者連携の先行基盤
ユーザーとの接点は施策終了後も保たれるため、「しまくとぅばNFTプロジェクト」のNFTホルダーへ関連企画の情報を届けるなど、他県の放送局や観光事業者・博物館事業者との提携が可能
これらはいずれも、データが事業ごとに分断されてしまう従来の会員データベース型システムでは構造的に実現できないものです。施策や事業を跨いだ企画設計、マーケティングが行えるというNFTというデジタル技術の美点は文化事業の推進にも活用できます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 今後の展望
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本事業で構築した「メディア × 地域の歌 × NFT」のスキームは、沖縄のしまくとぅばに限定されるものではありません。STMとQABでは、以下の方向で展開を検討しています。
特別番組「総集編ドキュメンタリー」の制作
:交流イベントの模様や制作舞台裏を収録、NFT保有者への追加価値提供と新規関心層の開拓へ
「しまのうた Season 2」企画立案
: 沖縄県内100以上の歌碑を網羅する「デジタルしまのうた歌碑マップ」の構築。興味から実際の周遊・来訪への導線接続へ
他地域の消滅危機言語への横展開
:北海道のアイヌ語、東京都伊豆諸島の八丈語など、日本各地の消滅危機言語への応用
マルチメディア・データベース化
: 歌詞・朗読音声・現代語訳を紐付けたデジタルアーカイブの作成。NFT保有と連動した「トークンゲーティング」型の学習データベースを構築することで、探求度合いや興味の度合いをグラフ化し様々な文化事業へ活用可能に
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 有識者からの評価
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ 名桜大学 波照間永吉 特任教授
しまくとぅばは単なる伝達手段ではなく、地域の文化を形作る「文化の母親」です。歌碑巡りという形で歌の歌詞が生まれた現場に足を運び、その土地の風景や歴史的背景を肌で感じることで、言葉にリアリティが生まれる。アーティストとの協働により、若い世代が歌を入り口にしまくとぅばに興味を持つことは良い一歩と言えます。
▼ 神戸大学 石川慎一郎 教授
本事業の最大の成果は、消滅の危機にある「しまくとぅば」に対し、一般の人々の関心を惹きつける有効な「入り口」を作れた点にあります。NFTの真の価値は、分散型システムによって情報を「半永久的に保存」できる点にあります。紛失・散逸しやすい方言の資料や音声をブロックチェーンに載せて保存していくという方向性は非常に有望です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ SUSHI TOP MARKETING 代表コメント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ SUSHI TOP MARKETING 代表取締役CEO 徳永大輔
成功した点は、LINEログインだけでNFTを取得できるアカウントレス配布の仕組みが、NFTに馴染みのない一般層に対しても問題なく機能したことです。利用者は番組中のQRコードを読み取り、数タップで取得を完了しており、ブロックチェーンの存在を意識する必要はありませんでした。「見えない」が裏側では永続性・改ざん不可能性・分散管理がすべて機能しているこの設計は、今後のNFT社会実装における標準的なアプローチとなり得ると考えています。
言語保全は何十年・何百年単位のテーマです。サービス終了でデータごと消えるアプリや、予算打ち切りで失われる自治体DBとは異なり、NFTはこの記録を半永久的に保持できる。NFTを「記念品」から「文化のアクセスキー」へと進化させること――それが、私たちが本事業で見出した次のフロンティアです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 琉球朝日放送株式会社様 概要
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
名称 : 琉球朝日放送株式会社(QAB)
所在地 : 沖縄県那覇市
概要 : 1995年開局、沖縄県内を放送エリアとするANN系列局
URL : https://www.qab.co.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ SUSHI TOP MARKETING株式会社 概要
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
名称:SUSHI TOP MARKETING株式会社
所在地:東京都千代田区大手町一丁目7番2号 東京サンケイビル 27階
代表取締役CEO:徳永大輔
事業内容
:ブロックチェーン・AIを活用したマーケティングインフラの提供。
「トークングラフマーケティング®」を提唱し、NFTを通じた顧客行動の可視化と
地域文化振興・関係人口創出を支援
主要プロダクト:SUSHITOP OCR(レシートOCR × NFT配布)/Token Graph Marketer(TGM)
主要クライアント:電通、日本郵政、セブン銀行、大日本印刷ほか
URL:https://sushitopmarketing.com
「しまのうた」関連記事
▶︎https://www.sushitopmarketing.com/news/qab-shimanouta
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 本件に関するお問い合わせはこちらまで
SUSHI TOP MARKETING株式会社
Email :sales@sushitopmarketing.com
URL :https://www.sushitopmarketing.com